檜葉とは
日本固有種である青森檜葉は、
何千年も前から人々の暮らしに寄り添い
医療の分野でも使われてきました。
近年、その薬効成分が科学的にも解明され、
海外からも注目を浴びています。

生命力
寿命は、約300年。長寿といわれる檜葉ですが、縄文時代の遺跡「三内丸山遺跡」を発掘した際には数千年前の倒木であるにも関わらず、腐敗していない状態でそのまま資材として使用できるほどでした。
抗菌・
殺菌力
一流のおもてなしを誇るホテルで、災害用として檜葉水を貯水しているほど高い抗菌・殺菌力をもつ青森檜葉。外敵(細菌や虫など)から身を守り、腐敗を防ぐ。長寿の秘訣はここにありました。
耐久力
他の樹木と比べて3倍の時間をかけてじっくりと育つ青森檜葉の年輪は、緻密で美しく、頑丈にできています。約900年前に建立された檜葉造りの「中尊寺金色堂」をはじめ、伊勢神宮や出雲大社など数多くの国の重要文化財にも使われています。
成分のはなし

長い年月をかけて成長する過程で生成されたそのエキスには、
菌や細菌などから自らを守るためにつくられた成分が凝縮。
近年では、その薬効成分が科学的にも解明され、海外からも注目を浴びています。
なかでも、香り成分「ヒノキチオール」には
わたしたちに嬉しい、多くの機能が備わっています。
脳と香りの関係性

01. フィトンチッド(森林浴)効果
森林を包み込む、清々しく爽快な空気。その空気を清浄化しているのが、樹木から放出される「フィトンチッド」。その正体は、たえず侵入してこようとする有害な細菌や虫などから身を守るためにつくりあげた物質で、檜葉の香り成分ヒノキチオールに含まれています。交感神経の興奮をおさえる、脳内のα波の発生を促し、精神を落ち着かせる効果があり、これらの効果には、フィトンチッド(森林浴)効果と呼ばれています。
02. αピネンと脳の活性化
檜葉の香り成分ヒノキチオールに含まれる「αピネン」は、嗅覚を通して海馬を刺激し、脳を活性化させる作用があります。嗅覚は、他の感覚より海馬に近いところにあり、直接的に脳を刺激できる唯一の感覚です。香りを嗅ぐと、その信号が神経を伝って本能や情動を支配する大脳辺縁系に到達し、内分泌ホルモン系にも作用すると言われています。